大腸内視鏡検査(大腸カメラ)

大腸内視鏡はカメラのついた細い管(直径10mm)を肛門から入れて大腸の内部を直接観察する検査です。この検査で大腸がんのほかに大腸ポリープ、粘膜下腫瘍、憩室、痔核等の診断ができます。

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)の流れ

大腸内視鏡検査はまず来院していただき予約が必要です。
検査当日朝、ご自宅(または勤務先)で約2Lの液体の下剤か錠剤の下剤を内服していただく、腸の中の便をきれいに洗い流す前処置が必要です。 その方法のご説明と日時の予約をするために一度外来を受診して下さい。
その際に前処置のお薬をお渡しします。
当院では、検査時に大腸ポリープを認めた場合には、その場で切除が可能なポリープは当日切除します。 そのため、予約時には、十分な説明を行いますので時間がかかりますが、ご了承下さい。

持病のお薬を飲んでいる方の注意
狭心症や脳梗塞および動脈閉塞症や血栓などで、血液をサラサラにする薬(抗凝固薬・抗血栓薬)を服用している方は、その薬を服用したまま大腸ポリープを切除した場合には血が止まらず、大出血を起こす場合があります。そのため、大腸ポリープを切除する1週間前よりこの薬を休薬する必要がありますので、持病をお持ちの方・薬を飲まれている方は、予めお知らせ下さい。 また、血圧が高い場合は当日の検査ができない場合もありますので、高血圧の薬を服用している方は、検査の当日の朝6時に薬を服用して頂きますので、必ず申し出てください。

検査前日から検査終了までの流れ

食事制限

前日は検査食を召し上がって頂く必要があります。また、前日の夜8時以降の食事はできません。水分の摂取は可能です。

検査当日

朝より絶食です。水分は摂取可能です。高血圧などの方は、朝6時に薬を服用して頂く場合があります。

下剤の飲用

検査当日朝、ご自宅(または勤務先)で約2Lの液体の下剤を内服していただきます。

排便

目安として、下剤開始より3時間程かかり、排便回数は約8回程度です。その時間を過ぎてもキレイにならない方は、追加で下剤を飲んだり、浣腸が必要な場合もあります。また、排便時に下着が汚れる場合がありますので、心配な方は着替えをご用意下さい。

検査開始

通常はカメラ挿入開始から終了まで、15分程度です。検査時に大腸ポリープを認めた場合は、その場でポリープ切除が可能ですが、30程度の検査・治療となります。

検査終了後

なにも異常が無かった場合は、1時間後より食事が可能となります。1週間は激しい運動、アルコール摂取、遠出は控えていただく必要があります。

楽な大腸検査

辛くない検査の工夫
大腸は1メートル以上あり、曲がりくねっています。そのため、大腸カメラを苦痛なく肛門から盲腸まで短時間で検査を行うには、熟練した技術が必要です。しかし、中には大腸カメラの挿入が大変難しい方がいらっしゃいます。緩下剤を常用しないと排便が無いような頑固な便秘の方、ご高齢で痩せた女性、開腹手術を受けたことがある方など、熟練した医師が検査をしても、大腸カメラ検査時に痛みを感じる事があります。その様な方のために、当院では様々な工夫を行っております。

料金の目安

料金の目安は、1 割負担の場合、およそ2,000 円〜10,000 円、3 割負担の場合、およそ6,000 円〜30,000円です。
(使用薬剤、処置内容、生検個数により異なります)

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